作曲を学ぶには?


ボカロ人気に合わせて、作曲希望者も増えたのですが、
ここ数年、希望される方は減少傾向にあると思います。
クラスを増やして対応していた専門学校でも、縮小しているようです。

そんな中、作曲してみたいと思っている方は、
どこで勉強すれば良いかを模索しているのではないでしょうか。
ここでは、私が個人的に体験してきたことを元に、
メリット・デメリットを書いてみようと思います。


1つ目の方法は「自力」で勉強。
書籍やネットで調べて勉強する方法です。

メリットは安くすみますね。
書籍は2千円くらいあれば買えるでしょうし、
ネットで調べれば、電気代、通信代ですみます。

デメリットは、いくつかありますが、
なんといっても「わからないところを聞く相手がいない」こと!
これは、想像以上に痛手なのです。
未消化のままの方が多いことがとても多いのが実情です。
また、調べるのに時間がかかることも効率的にはあまりよろしくないですね。

知り合いに聞いて、適切に答えられる人が居れば良いのですが、
そうでなければ、あまりオススメしません。

ちなみに、当たり前の話ですが、
一般書籍の作曲理論は、著者の経験に基づいたものが多いです。
ただ、それが本当に求めている内容であるか見分けられないと思います。
何が言いたいかというと、著者によって説明が食い違うものがあり、
それが、自分にとってわかりやすく作りやすいものとは限らないということです。

原因の1つとして、ざっくり分けて「クラシック」と「ポップスなど」で
作曲理論が大きく異なるということがあるのですが、
たとえば、著者が音大出身で「クラシック」の理論を学び、その後の経験で「ポップス」を作り、
そこから「理論」を書いたように思えるものの場合、
正直「ムリヤリ」と思えるような理論を書いてある物もあるのです。
結局「作曲」は出来るようになっても、他の音楽家と話が合わないということも・・・

ジャズなどを作る際、対応できないような理論にも出会いました(^^;)


2つ目は「専門学校に(全日制・定時制)通う」という方法。
メリットは「質問出来る環境がある」「設備が整っている」「プロを意識できるところが多い」。
これは、「講師が優れていれば」すごい伸びます。

デメリットは「授業料が高い」。
年単位で学び、基礎理論から高度な理論、スタジオ設備も使える分、仕方ないですけどね。
ただ専門学校は、「講師によって差が激しく、理解できなくて辞める人も少なくない」というところも。
ピラミッド式のクラス分けになっているところもあり、
その底辺付近に当たるクラスの人たちが、大金払ったのに辞めていく人たちがいます。
それだけ、苦痛になってしまうということなのでしょうね。

大金とは、学校によって異なりますが数百万一括というところもあるのです。
それを数週間で捨てるような場合も。。。


3つ目は、2つ目の専門学校の「通信制を受講する」という方法。
マンツーマンの場合と、グループレッスンの場合があります。
メリットは「自宅で受けられる」こと。
デメリットは、2つ目と比べると「質問回数に制限」または「質問1回に付きいくら」というように、
質問をするのに難と感じる部分がある「ところ」があります。
ここは、しっかり調べて受講したいポイントですね。

2つ目と比較すれば安くすみますが、
自宅で受講する分、スタジオや機材に触れる機会が得られないところも多く、
求める用途でメリットを見出すのが良さそうです。


最後に4つ目。
「3つ目ではない通信講座を受講する」という方法です。
これは、専門学校ではなく、個人などで教えているところです。
これも、マンツーマンの場合と、グループレッスンの場合があります。
メールのやり取り、Skypeでのビデオチャットなどあり、
ビデオチャットでは、演奏を教えてくれるところも見受けられますね。

メリット、デメリットは、3つ目とほぼ一緒ですが、 メリットとして「比較的安く受講できる」「質問回数制限や別料金の懸念が少ない」こと。
あとは、色々なことに精通している講師が少ないので、
その講師の特性を理解し、ポイントを絞って学ぶ場合にはメリットと言えると思います。


私は、4つ目に当たるところで働いていたことがあります。
非常にアットホームで、生徒の都合を優先していたので、
学ぶ側にとって本当にありがたいところです。
実は、私はそこの卒業生で、卒業した数年後に声をかけていただき働いていました。
生徒さんには、有名ボカロPや、現役プロ作曲家の方もいたり、いろいろな生徒さんを経験しました。
趣味でご高齢になってからDTMを始めた方、プロを目指した若者、
目指すところが違うので、みんな同じテキストでは済まないというのが、
お世話になったところの素晴らしいところです。
他所では、テキストが無かったり、あってもみんな同じテキストを使うのがほとんどです。


いかがでしょうか。
これらのどこで学ぶにしても、
「体験入学」「体験受講」は、必ず行ってみてください。
そこで見えてくる、感じられることの「印象」は、
今後に繋がる重要な事ですから、第一印象も大切にしてみてください。

なお、1つ目で書いた「クラシックとポップスなどの理論の違い」ですが、
かなり違うものなので、ご自身が学びたいジャンルを明確にして、
相談しにいってみてくださいね。

ちなみに、私の専門は「ポップス・歌謡曲」です。
作曲理論とDTMを使ったアレンジの手法を教えていました。
私が勤めていたところの作曲理論は、高度な理論を学ぶ上でもわかりやすく、
矛盾点が極めて少ない理論でした。
また、覚えなくても差し支え無い部分は省いて負担の軽い理論でもあります。
こういうのって、比較して初めて分かることなのですが、
いくつも「ハシゴ」するわけには行きませんよね(^^;)

どこに行っても同じことを学べるのではない、ということを理解していただければと思います。


もし、私の元勤め先や、私から作曲理論を学びたいという人が居れば、
メール、SNSもしくは生放送中に聞いてみてください。
入会金無料くらいのサービスは出来ると思いますので。
基本的に週1回(月4回)の受講ですが、月2回というのも可能です。
なお、あまり他力本願ですと、お互いの時間が無駄になるのでお断りすることがあります。

希望者には、まず簡単な「実力テスト」を受けていただき、
そこから導いたレベルに合わせて進めていきます。
マンツーマンですから、わからないところがあっても「置いて行かれる」ことはありません。
上記2つ目の「専門学校」は、大人数にマイクで喋る講師というスタイルが多いので、
わからないところがあっても、補えずに先に進まれて置いていかれ辞めていく、
そういった側面もあるのが実情です。
こういう部分では、マンツーマンでペースを合わせてくれるところが望ましいと、
感じた人も多いのではないでしょうか。

また、元勤め先では年2回「作曲コンテスト」が開かれています。
こういうのを行っているところは、専門学校以外では殆ど無いので、
他の生徒さんがどんな曲を作るのか、ふれあうキッカケにもなります。
掲示板もあるので、他の生徒さんからの感想や意見も聞けて、
励みになったり凹んだりw

こういう点でも、元勤め先はオススメの学び舎です。
ご自分の希望に合わせて、出来るだけ「失敗したー」ということがないように、
良い所で学べることを願っていますm(_ _)m